編集長の黒田です。私はWebマーケティングの仕事を18年続けてきました。
「良い商品・サービスを、必要としている人に届ける。」それがマーケティングの役割だと思い、マーケティングの中でも、まだ多くの企業が使いこなすに苦労しているWebマーケティングを学び、仕事として取り組んできました。
世の中には素晴らしい商品・サービスがたくさんあります。でも、それが本当に必要な人に届いていないことが多い。私は、素晴らしい商品・サービスと必要な人を繋いでいる…意義のある仕事をしているつもりでした。しかし、COGYに出会ったとき、その考えが揺らぎました。
COGYは、漕ぐ力を失った人でも“足が動く”車椅子です。医療機器ではなく、リハビリツールでもない。ただ、乗るだけで「歩く感覚」を取り戻せる魔法のような製品。これほどの革新的なプロダクトが、なぜ広まっていないのか。
実際にCOGYに乗った人の笑顔を見れば、その価値は一目瞭然です。
「もう一生、歩けないと思っていた。でも、また動けるようになった!」
そんな事例があることを、何度も聞きました。感動しました。COGYは奇跡を起こすツールです。COGYは、本当に必要な人の人生を変えられる。それなのに、世の中の多くの人がその存在すら知らない。この現状をなんとかしないといけない。私は、そう強く思いました。マーケティングに携わっているのに、COGYをすぐに広げられないってどういうことだと、葛藤しました。
COGYが広まらない理由
COGYの普及が進まない理由はいくつかあります。その一つが、「エバンジェリストの不足」です。
COGYは、ただ座るだけの車椅子とは違い、正しい乗り方を知ることで真価を発揮します。しかし、その乗り方を伝え、導く人がまだ十分にいません。COGYに乗りたいと願う人がいても、適切な指導を受けられなければ、その効果を実感する前に諦めてしまうこともあるのです。
もう一つの大きな壁が、「医療やリハビリ業界の一部が、COGY=新しいものを受け入れない」という現実です。
COGYは、従来のリハビリの概念とは異なるアプローチを持っています。しかし、医療業界では新しいものに対する慎重な姿勢が強く、一部の専門家の間では「効果が未知数」「これまでの方法と違う」といった理由で、COGYの導入をためらう声もあります。その結果、本当に必要としている人の元に届かないままになってしまうケースも少なくありません。
挫折と再挑戦
実は、以前もCOGYの普及に関わったことがありました。「これは絶対に世の中に必要なものだ」と確信し、同じ思いの方々と協働しました。しかし、結果としてプロジェクトは破綻してしまいました。
なぜうまくいかなかったのか。市場?戦略?既得権益を守ろうとする人がいる?答えはひとつではありませんでした。マーケティングの仕事を長く続けてきた私にとって、自分・自社の存在意義を考え直さざるを得ませんでした。
でも、諦めるわけにはいきません。
今回こそ絶対に成功させる
COGYの価値を知る人が増えれば、必ず社会は変わる。前回の失敗を糧に、私は再びこのプロジェクトに挑戦します。
「必要としている人」に確実に届ける。そのために、戦略を練り直し、伝え方を見直し、もっと多くの人にこの素晴らしい製品を知ってもらう。
エバンジェリストになりたい!と思える方を増やす。まずは都道府県に必ず一人がいること。COGYの正しい乗り方を広めサポートしていく。その先には全国の市区町村に一人が目標になるかもしれません。
そして、医療・リハビリ業界にも正しい理解を広げ、受け入れてもらう。
マーケティングとは、ただ商品を売ることではありません。本当に良いものを、本当に必要としている人のもとへ届けること。COGYを広めることは、弊社の使命だと思っています。
今回こそ、絶対に成功させます。そして、その思いを「ドリームペダル」というメディアサイトに託しました。COGYの魅力をより多くの人に伝え「未来を拓きたい」という全ての人が、応援や人の繋がりやテクノロジーや…様々な力で、未来を拓くことができる。そんな社会になることを願っています。